暇つぶしにどうぞ! 【美容師 渡邉大樹の歴史Vol.13】
こんにちは!ユートピアの渡邉です!
コロナ騒動もだんだんと収束に向かってきましたね!
ユートピアも少しづつご来店頂けるお客様の数が増えてまいりました。
しかし、まだ油断は禁物です。
3密を避けて、もう少しだけ我慢しましょう!
ご興味がある方は是非ご覧ください!
では続きをどうぞ!
暇つぶしにどうぞ! 【美容師 渡邉大樹の歴史Vol.13】
第十三章 アシスタント1年生時代パート2
美容師としての第一歩を思わぬトラブルでスタートすることになってしまったが、着々と練習を積みシャンプーに入客することができる様になった。
他のサロンも合わせると同期が12〜13人位いたが、シャンプーに入客できたのは遅い方だった。
遅れを取り戻さねばと思い、営業中も積極的にお客様に入り練習もやりまくった。
しかし、掃除や雑用をほとんど同じサロンの同期の子に任せっきりになってしまっていた。自分がいく必要が無い様な場面でも無理やりシャンプーに入ったりしていた。
店長からは意欲を買われていたので好かれていたが、同期からは当然嫌われていたであろう。
先輩たちからも注意されていたが、お構いなしにお客様に入りまくっていた。
「遅れを取り戻さねば。もっとたくさんお客様に入らなければ。」
自分のことだけを考えて行動していた。
ある日、突然体調が悪くなった。
朝も夜も練習をやりまくり、寝不足も要因ではあるが何より栄養の不足が酷かった。
お金もあまりなかったが、食事よりも酒を飲みたかったので夜は焼酎の水割りとうまい棒で乗り切っていた。
うまい棒なら10本食べても100円だ。
仕事は休みたくなかったので出勤して仕事はこなしていたが、あからさまに体調の悪さが滲み出ていた。
休憩中、スタッフルームでぐったりしていたら、同期のスタッフが、
「はい。」
と言ってポカリスウェットを差し出してくれた。
「私らもいるんだからあんまり無理しないでいいよ。」
そこで自分の愚かさに気づいた。
同期の子たちは自分のことをそんなふうに見てくれていたのに、私は蹴落とすべきライバルとしか思っていなかった。
同期の子たちと一緒に成長していかなければならない。
美容師として周りの人に気を使うことが全くできていなかった。
スタッフのことを考えられないのにお客様のことを考えられるわけがない。
そして、周りにいる人たちからいろんな事を学べるのである。
父親から厳しい世界と言う情報のみでこの世界に入ってきた私。
人間の優しさが最も重要である事を知った。
※Vol.14に続く
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