なべチャンネル by ユートピア渡邉大樹

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暇つぶしにどうぞ! 【美容師 渡邉大樹の歴史Vol.6】

   

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こんにちは!ユートピアの渡邉です!

 

今日は4月とは思えないくらい寒いですね。

 

コロナで色々と大変な時期ですが、風邪にも気をつけてお過ごし下さいね!

 

ユートピアの新人たちは着実にトレーニングを積んでおり、全員がシャンプーに入客できるようになりました!

 

お客様に喜んでいただけるように腕を磨いています!

 

では続きをどうぞ!

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暇つぶしにどうぞ! 【美容師 渡邉大樹の歴史Vol.6】

第六章 中学2〜3生時代

1年生時代から一つ上の学年のチームでも試合に出れるようになっていた。

 

ある試合でもともと左サイドバックのレギュラーだった選手が体調不良で欠場することになり、私はフォワードだったのだが、監督から「やってみるか?」と声を掛けて頂いたので、これはチャンスと思い、「やります!」と答えて出させて頂いた。

 

初めてのポジションだったので緊張したが、監督やコーチからの評価は意外にも良かったらしく、それ以降レギュラーになることが出来た。

 

ちなみにこの時のコーチは、後に清水エスパルスの監督をやったり、元日本代表のオシム監督に助言をしたりしていたゼムノビッチ氏である。

 

この出会いもとても大きかった。小学校時代から指導者にはとても恵まれていた。

 

2年生になっても引き続き1つ上の世代でも試合に出さしてもらっていた。一つ上の世代はとても強かったので、Jリーグのジュニアユースチームと試合をすることも度々あった。

 

当時は全く次元の違う奴らだと思っていた。負けて当然、抜かれて当然だと思ってやっていた。

 

しかし、同じ2年生で右サイドバックのレギュラーだったテッペイというヘタクソがいたのだが、こいつだけは何故かメチャクチャ通用している。

 

ドリブルでどんどん相手を抜いていく。ディフェンスも抜かれない。

 

もう一度言う。こいつはヘタクソである。

 

でも一つ上の学年で、しかもJリーグのチームの選手を翻弄している。

 

テッペイは身体能力・運動神経が凄まじかった。1年生の時はそこまで感じなかったのだが、2年生の後半あたりから急激に差が出て来た。

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この時に、サッカーが上手いだけでは通用しない(私も決して上手くはなかったが)、身体も強くしていかなければ。

 

そう思い、通学の時にダッシュを入れたり、夜は腕立て、腹筋、背筋を欠かさず行うことにした。

 

しかし、テッペイとの差は広がっていくばかりだった。

 

3年生になりチームの最年長キャプテンとなっていたので、チームを引っ張っていく必要があり、そう言う意味でもテッペイには負けたくないと思っていた。

 

最後の大会が始まる前、もう1人全く自分が敵わないと思う奴が出現する。

 

ゴウヤだ。

 

実はこの男、1年くらい練習に来ていなかった。

 

しかし、最後の大会だし一緒に戦いたいと思っていた。

 

もちろんブランクがあるので試合に出るのは難しいと思っていた。

 

大会前の練習試合、ゴウヤは残り5分くらいで途中出場した。

 

右サイドからのセンタリングを頭で合わせてゴールを決めた。

 

彼がこの試合ボールを触ったのはこの時だけである。

 

そして、大会が始まると当たり前のようにレギュラーで出場していた。

 

私の心配は何だったのか。

 

私の今までの努力は何だったのか。

 

一発で全てを変えてしまったこの男には一生叶わないと思った。

 

大会では、テッペイやゴウヤはゴールを量産する。

 

全国大会まであと3歩位のところまでいけた。

 

ゴウヤは一発退場するなど素行の悪さもあったが、彼無しではそこまで行けなかったであろう。

 

テッペイは名門・市立船橋高校から練習会に誘われる。

 

私はそこまで出来は悪くなかったが、これといって目立つ活躍はなく、どこからも声がかからない。

 

この時には負けて悔しいと言うよりも彼らが羨ましく感じていた。

 

結局テッペイはフッチのユースチームに行くことにした。なんと勿体無いと思っていたが、今思えば格好良い選択とも言えるだろう。

 

私も強豪校を目指して勉強に励むことにし、何とか古豪の県立八千代高校体育科に進学することにした。

 

今年度、全国高校サッカー選手権に出場した八千代は倍率がとても高く、担任の先生も「あんたの合格率は0%」と言われていた。

 

これが教員のセリフかと思ったりもしていたが、念のため私立の学校も3校受験した。

 

とはいえやはり八千代に入りたかったので、頑張って勉強して(推薦で落ちたので一般受験を受けた)試験に臨んだ。

 

合格発表の日、もう1人同じ中学から八千代普通科を受験している人と一緒に見にいった。電車に40分ほど乗って。

 

あれだけ先生に落ちると言われていたので覚悟をして見に行ったのだが、なんと自分だけ合格していた。・

 

とても嬉しく思い、母親に電話をするととても喜んでくれていた。

 

担任の先生にも電話をすると、「あんたなら受かると思っていたわよ。」と、言われて「は?」と思ったが、嬉しすぎて怒りも忘れていた。

 

ふと我に帰り、一緒に見に行った人の合否を聞いてみると彼は落ちてしまっていた。

 

なんともいえない気まずい空気の中帰路についた。

 

もう一度言う。電車に40分ほど乗って。

 

※Vol.7に続く

 

 

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