髪の毛のダメージ【番外編5】
おはようございます。
システアミンを使用した実験の最終章です。アイロンの有無だけでかなりダメージに差があることが分かります。
今回の薬剤はシステアミン4.5%、アルカリ度3%、ph8.5です。
前回の薬剤よりも還元剤濃度だけ高くなってます。
テストカール。10分放置後です。
右側は毛先は少しカールが出てますが中間から根元付近は重さに耐えられずにだれてしまっています。
左側は少し弾力があります。
中間水洗後。左側は前回と比べて強く出てます。
右側はやはりクリープされてない感じがしますね。
ドライ後。右側はかかっている感じはありますが、ウェーブにムラがあり、過剰還元により、ビビり感があります。
左側も過剰還元されてる感じはありますが比較的均等にウェーブが出ています。しかし、手触りは前回よりもざらつきがあります。
今回は前回の薬剤とは還元剤濃度だけ違うものでやってみましたが、大分違いが出ましたね。
左側の熱ダメージ無しのほうはスタイルによってはギリギリセーフでしょうか。ロングのお客様だったらもっとダレるかも知れません。
右側はアウトでしょう。
熱ダメージがある方に還元剤濃度の高いシステアミンを使うと過剰還元でダレてしまうわけですね。
もともと硬くなってるマトリックスがさらに流出されて弾力がなくなってるのではと考えております。
左側もブリーチ2回してるのである程度流出されているマトリックスには過剰還元してしまうみたいですね。
この毛髪状態にこれくらいの強い薬剤を選ぶ事はまず無いですが、ご参考までに。